セブ島移住者による交流会のブログ

セブ島移住者による「すみれ会」及びロングステイヤーの集い「木曜会」の活動状況を発信して行きます。

知らないと損をする年金のこと


海外移住をされている方やこれから年金を受給される方は、
年金制度の仕組みを知っているか、知らないかで将来貰える
年金に大きな差が出てきます。


1.カラ期間とは
        昨年8月から年金を貰うのに必要な期間25年が10年に
        短縮されましたが、この10年にはカラ期間を含めることが
  できるのです。
  つまり、保険料納付済期間+保険料免除期間+カラ期間≧10年
  という事です。
  海外移住歴が永く、年金制度の変更を知らない方がいらっしゃいます。


 65歳になったら、国民年金からもらえる老齢基礎年金。
この老齢基礎年金は、今まで原則25年間(300月)保険料を
掛けていなければ1円ももらえない制度ですが、25年を満たせず
無年金となってしまう人が増えてきたことから、消費税率を10%に
することを条件に25年を10年に短縮することになりました。
 結局、消費税の引き上げは先送りになりましたが、昨年の9月の年金
から10年に短縮することになりました。
 年金をもらうために必要な10年は、保険料を払った期間だけがカウント
されるわけではなく、「海外に住んでいた期間(60歳までの海外在住期間)」も、
この10年にカウントできるのです。
 たとえば、保険料を払った期間は3年だけで、その後住民票を海外に移して、
7年以上暮らしているような場合もそうです。


 また、貰えないと思っていた遺族年金もこの特例で貰えるのです。
遺族年金に関しては10年には短縮されていませんが、
年金保険料納付期間+免除期間+カラ期間≧25年以上であれば問題ありません。
但し、カラ期間は、年金受給額には反映しませんので、ご留意下さい。
 
2.加給年金とは
 厚生年金に20年以上の加入者の場合は、生計維持家族の為の手当として
「加給年金」が貰えます。
また、配偶者が65歳になると振替加算に切り替え、生活水準を落とさない
大変ありがたい制度なのです。
 例えば、65歳で老齢厚生年金を貰う時に配偶者の年齢が45歳の場合、
年間224,500円と特別加算165,600円が65歳まで加算されます。
なんと20年間で7,802,000円にもなるのです。
配偶者の方がもっと若ければ、それ以上、1,000万円超ですね。
さらに18歳までの子供がいる場合、年間224,500円も加算される、
とてもありがたい制度なのです。

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