セブ島移住者による交流会のブログ

セブ島移住者による「すみれ会」及びロングステイヤーの集い「木曜会」の活動状況を発信して行きます。

シニアの生きがい

高齢者になると年金だけの生活になる人が多いのですが、
仕事をしなくても生活が出来る人であれば、老後の余生を
如何に過ごすかが一番の関心事になるはずです。


独り身の高齢者であれば尚更のこと、残りの余生をどのように
過ごそうかと考えているはずです。


親の介護を経験した人にとっては、自分の将来に置き換えて
考えることになります。
自分の世話が出来なくなる身体に成れば、第三者
(いわゆる老人ホームなどの介護施設に・・・)に世話してもらう
環境に頼らざるを得なくなります。


家族と同居して世話を見てもらうことも出来ますが、家族の負担は
相当なものになるはず。
そんな現状を想像すると自分の老後のことを考えざるを得ません。


そんな独り身のシニア世代の方は海外に目を向けてみることを勧めます。
永い人生を送ってきた人でも、海外での生活経験がある人は少ないはずです。

では、セブで暮らす60代のシニア世代は、どのように暮らしているのか?


先ず、最初の半年から1年くらいは、パートナー探しから始まります。
KTVバーなどに通ったり、出会い系サイトなどで交際相手を探します。
小金を使って、恥らうことなくパートナー探しに翻弄します。(苦笑)


お気に入りのパートナーが見つかれば良いのですが、見つけられない人もいます。
そんな人に限り、騙されたとか、逃げられたとか、フィリピン人の悪口を言うように

なります。


そして、小金を使い果たした頃から時間をもて遊ぶようになります。
この頃から、昼間から徘徊するようになり、ショッピングモールなどで
時間つぶしが始まります。(辛笑) 


毎日が日曜日の状態が続くとやりたいことも直ぐにやり終えてしまうので、
時間だけが過ぎて行きます。


実際には、こんな感じです。(苦笑)


このように60代シニアには、何でも思いついたことが出来る時間が
与えられるのですが、人生に生き甲斐をもった人とそうでない人では、
大きな差が生まれます。


少ない年金で衣食住のやりくりに四苦八苦するよりも、60歳代であれば、
仕事をするもよし、起業するもよし、残りの人生に生きがいを持って生活して
欲しいものです。


70歳以上になれば流石に肉体的にも働くことが困難になるので、
60歳代までに副業などで年金の不足分を補う準備をしておくことを勧めます。


また、生活資金に余裕のある人でも、毎日が退屈な生活をしていると心も
身体も疲弊してくるので、身体を使ったゴルフやダイビングなどの趣味に
没頭するのもいいでしょう。


海外生活が性に合う人とそうでない人が居るのも事実ですが、人生、
何事にも生きがいが無ければ、毎日がつまらない生活に感じるのではないでしょうか。


人生100歳時代に突入しています。
永い人生を無駄にしない様に生きることが大切です。


昨日のNHK(クローズアップ現代)の放送で東京都内では、
年間100人以上の縁切り死(身元を証明するものを所持せず、突然、
田舎から都会に出て親族に知られないように自殺する)が増加している
というドキュメンタリー番組がありました。

セブで移住している日本人の中にも家族や親族と縁を切り移住している人も
たくさん居ます。
同じ縁を切るなら、自殺までしなくても海外へ逃亡し、第二の人生を歩む方が
人間らしいのではないでしょうか?


海外移住にもリスクはありますが、自殺するほどのリスクではありません。
貧困にあえぐ人と生活を共にし、フィリピン人の一人でも助けることが出来れば、
それも生きがいに繋がるでしょう。


決して海外移住を強く勧めるわけではありませんが、今の日本人、日本の社会、
何かが壊れているような気がしてなりません。


海外へ目を向けることで人生を変えるきっかけを見つけてみては如何でしょうか。

シニアの生活 その結末が・・・

7月17日のクモ膜下出血で入院以降、
K氏の人口呼吸器の管(チューブ)は、口から肺まで挿入されていて
喋ることもできず、顔を左右に動かすと管が肺から抜管する恐れもあるので、
身動きさえ出来ない状態でした。
チューブをくわえているので、わずかに空いた口から喉が乾燥し、
一時は肺炎にもかかってしまいました。


挿入された直径7ミリ程度の管により、食道の細胞が圧迫され、
細胞が損傷する可能性も高いので、口から挿入の人口呼吸は、
通常では2週間程度に留めるのが一般的な医療の判断ですが、
K氏の場合は、既に1ヶ月以上を経ていました。


自己呼吸が可能になれば、人口呼吸器を外すことも出来るのですが、
K氏の場合は、2日程度の自己呼吸しか出来ない為、気管支切開手術
が検討されました。


長期間の人口呼吸器を必要とする場合は、気管支切開をし、肺からの
距離を短くすることで、口が閉じられ、顔を動かすことも可能になるので、
体力の回復に繋がり、早期退院に繋がるという医療判断です。


気管支切開により、退院後に声が出なくなる恐れもあり、慎重に
判断しましたが、この時点で既に肺炎に犯されていることを医師から
告げられていましたので、気管支切開手術に同意しました。


親族にも連絡し、了承いただけたので、手術に同意する署名をしましたが、
病院側の弁護士から親族の同意が必要であることを改めて告げられました。
親族に同意書の署名を求めましたが、入院診療計画書の提示や手術に伴う
リスクなどの回答をするまで2週間程要してしまった為、病院側の判断で、
緊急手術が施されました。


手術後の経過は良好でしたが、この時まで既に1ヶ月余りの入院生活で、
院内細菌に犯されており、臀部(おしりの部分)の皮膚が爛れ、壊死しているので、
皮膚を切開除去し、他の部位の皮膚を移植する手術が検討されました。


併せて、血液中の細菌を殺す投薬治療と血液の交換が必要になりました。
この時点で親族からの送金額で約1ヶ月程度の投薬治療が継続できると

計算していましたが、細菌を殺す薬が非常に高額で1日当たり2万ペソが
追加支払いとなり、毎日2万5千ペソも掛かってしまった為、予定した
治療期間が大幅に短縮されるので、親族に追加資金の依頼をしました。


しかしながら、返答が無いため、これ以上のK氏への投薬治療は
治療費の資金不足で困難と判断し、親族にサポートは続けられない旨を

通知しました。


医師にも、これ以上の治療費が支払えない旨を伝え、付き添い介護士も
9月6日を以って撤退させることにしました。
しかし、病院側の判断は、例え治療費が支払えなくても、治療が可能な限り、

治療を継続すると仰りました。
病院側への未払い入院費用は既に50万ペソを超えていましたが、

医師への支払分(プロフェッショナルフィー)10万ペソはディスカウントする
とさえも言ってくれました。
また、チャリティー病院への転院も紹介するとも言ってくれましたが、

今後の判断は全て親族へバトンタッチし、サポートから撤退する旨を伝えました。
従って、今後の治療は、親族からの支援は困難と考えられますので、

全て病院側の判断に委ねられることになりました。


すみれ会会員の皆さんや木曜会の方にもご心配をお掛けしてきましたが、
結局、親族側との治療費の壁を乗り越えることが出来ず、不本意な結末に
なりましたことをご報告申し上げ、「シニアの生活」最終回とさせていただきます。

セブ・すみれ会のボランティア活動報告

9月12日(水)すみれ会に於ける本年度の基本方針の中に「ボランティア活動」が有り
様々な準備も整い、此処に第一回目のドネーション(学用品とお菓子50人分寄贈)が

実施されました。

(小学校に通う生徒たちが住む家並み)


訪問したのはマンダウエ市のウマパッドバランガイに有りますUmapado Elementary Schoolで、場所はマクタン島からニューブリッジを渡ると右手に養殖場が広がっておりその先の進行方向に水色の歩道橋が見えますがその右手がUmapado Elementary Schoolです、この養殖所の奥にはスラム街が密集しており、そこに住む子供達が通う公立小学校が今回ドネーションを行った所です。

(貧困が故に満足に小学校に通えず休学している生徒達)


(8月に事前打ち合わせの為に小学校へ訪問した担当理事)


既に2回程、担当理事が事前打ち合わせの為に訪問していたこともあり、当日は生徒や教職員からの盛大な歓迎を受け、歓迎セレモニーには当日参加したすみれ会理事3名と会員1名も胸を打たれ感激の面持ちでした。

(歓迎セレモニーで我々を出迎えてくれた生徒の皆さん)

(とても小学生とは思えない高校生並みの体格をした生徒もチラホラ見かけ、貧しさの
現実をまざまざと見せられました)

お菓子を受け取る嬉しそうな子供達の笑顔を見るともっと持って来るんだったナ~!!

今回は初回でも有り、僅かなドネーションでは有りましたが子供達の嬉しそうな顔を見ていると、今後も予算の許す限り続けて行かなければならないと「セブで軒先をお借りして生活している日本人として」深く感じた次第で有ります。

(最後にセブの若者達の間で大流行中の”BOOM BOOM"の曲で返礼のダンスを披露してくれました)

(感謝状の授与、「この感謝状は何かの時には必ずやお役に立ちます」との校長先生の
お言葉に改めて、身の引き締まる思いでした)

今後も、セブ市、マクタン島と順にボランティア活動を続けて参りますので会員を初め
セブに住む日本人の皆様のご協力を賜ります様お願いいたします。


セブすみれ会では、会員の「一人暮らしの会員の安否確認」「緊急対応マニュアル」等の「生前準備」の対応を会員同士で助け合いながら準備を進めております。
常時、セブ在住の日本人の方々を対象に新会員を募集しております
次に毎週水曜日午後1時より、マンダウエ市Jセンターモール2Fイミグレーションの外側のテラスにて、生活情報に関するよろず相談事を承っております、これからセブに住む予定の方並びにセブ在住の日本人方、会員以外方どなたでも結構です「転ばぬ先の杖」として是非「セブすみれ会」をご活用ください。




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