セブ島移住者による交流会のブログ

セブ島移住者による「すみれ会」及びロングステイヤーの集い「木曜会」の活動状況を発信して行きます。

「ねんきんネット」の登録方法

 
 前回のブログで「ねんきんネット」の活用についてご紹介しました。
「ねんきんネット」は、これから年金を受給される方や既に受給されて

いる方にもお勧めします。
 そもそも「年金定期便」というものは、国民年金や厚生年金の加入者へ
年金加入記録の漏れや誤りなどを事前に確認する為に、35歳、45歳、59歳
の方には封書で、それ以外の方にも葉書で毎年誕生月に送られて来ます。
海外で生活されている方にも申請すれば郵送で送ってもらえますが、
届出をしないで住所が変わったりすると当然届きませんよね。
その点、「ねんきんネット」に登録していれば、パソコンやスマホで確認が出来ます。


 既に年金を受給し、海外に転出届けを提出されている方は、毎年現況届けを
提出しなければ、年金の支給が停止される為、住所の変更届けは提出する必要が
ありますが、万一現況届けが届かなかった場合でも、年金機構のHPから現況届け
の印刷も可能ですので、心配せずに誕生月の末日までに提出して下さい。
現況届けと一緒に在留証明書も必要ですので、領事館への在留届けも重要です。
在留届けは、3ヶ月以上の滞在者へ義務付けしていますが、前回のブログでご紹介
した「カラ期間」の証明にも必要ですので、大切な手続きです。

 前置きが長くなりましたが「ねんきんネット」の登録について説明します。
登録するには、基礎年金番号、メールアドレスなどが必要となります。
先ず、日本年金機構ウェブサイトの「ねんきんネット」ページ:https://www.nenkin.go.jp/n_net/index.html にアクセスし、「新規ご利用登録」を

選択します。
ここで、「アクセスキーをお持ちの方」と「アクセスキーをお持ちでない方」の
どちらかを選択する必要があります。
 アクセスキー(上記の画像を参照)とは、年金定期便に記載されている17桁の番号ですが、
この登録をする時点で年金定期便の到着から3ヶ月を超えていなければ
「アクセスキーを持っている方」になります。
ユーザーIDが発行され、直ぐに利用できます。
 既に3ヶ月を超えている場合は、「アクセスキーを持っていない方」に該当し、
所定の入力が必要です。
日本国内であれば、5日程度でユーザーIDが届くそうですが、海外(セブ)の場合は、

1ヶ月かかりました。
所定の入力とは、年金機構に届けた海外の住所や日本国内に居住していた最後の住所の確認が必要になるからです。

 パソコンをお持ちでない方も、スマートフォンでユーザIDを取得できますが、
一部の機能がパソコンと比べて不足しておりますので、パソコンでの利用をお勧めします。


 画面に従い、 基礎年金番号(「年金手帳」または「ねんきん特別便」などに記載されている10桁の番号)、氏名、生年月日、パスワードなどの情報を入力します。

 「アクセスキーをお持ちの方」は、即座にユーザIDが発行され、「ねんきんネット」を利用することができます。


 登録が終わりましたら、「ユーザーID」や「パスワード」を必ず控えておいて下さい。
「パスワード」を忘れた場合、最初からの手続きになりますので、アクセスキーを持たない海外在住の年金受給者は、ユーザーIDが届くまで、また1ヶ月待たなければなりません。


 既に年金を受給されている方は、「もう受給されているから」と自身の加入記録に
無関心になっていませんか。
遺族年金の手続きに必要な情報が「ねんきんネット」ですぐに確認出来るのです。
 また、1980年代に会社員だった50代の方は、厚生年金基金に加入しているか、加入していたことが多いのですが、「ねんきんネット」の「年金見込額試算」や「かんたん試算」という機能を使うと、厚生年金基金から支給される額を含めた金額が分かりますので、「年金定期便」には含まれていない、将来もらえる年金額が簡単にわかります。

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