セブ島移住者による交流会のブログ

セブ島移住者による「すみれ会」及びロングステイヤーの集い「木曜会」の活動状況を発信して行きます。

セブに長期滞在する日本人に於ける健康行動

セブ日本人会主催の和歌山県立医大が数年前より政府の補助金を基に、フィリピンに長期滞在する日本人に於ける健康行動に関する調査結果の講義が有り、セブ・すみれ会からも5名の会員が参加させて頂き、とても有意義な意見交換や質疑応答をさせて頂きました。

(イメージ写真です)


内容はヘルステラシーの向上を図る為にセブに長期滞在する日本人はどの様な日常生活に留意しなければならないのか様々な角度から具体的な説明が有りました。


ヘルス・リテラシー(health literacy)とは、健康面での適切な意思決定に必要な、基本的健康情報やサービスを調べ、得、理解し、効果的に利用する個人的能力の程度を意味する。 医療リテラシーとも称される。


特に海外長期滞在者は、現地の医療関係者に自分の体の症状や健康維持に関する情報を
言葉の問題等で十分なコミュニケーションが取れない、更に急病での緊急対応に対し十分な情報を持っていない事から不安を感じストレスとなっている方々が多数おられます。


これらを解決するためには、健康的な行動習慣を確立しストレス対処に於いて、積極的に問題を解決したり、他者からのサポートを求めたりしなければならない。
具体的には、「ソーシャルサポート」「家族や仲間とのコミュニケーション」「メディア利用」等の積極的な活用であります。
つまり、引きこもりになって独りよがりの判断での日常生活は不健康であり寿命を縮める事になります。



ソーシャルサポート
ソーシャルサポートと健康は深い関係が有り、悩み、苦痛、イラ立ち等を和らげたり、その発生を防いだりストレッサーの影響をストレス反応に結び付けない効果(緩衝効果)があります、その為には悩みを聞いてくれたり、アドバイスをしてくれたり、気分転換に誘ってくれたする信頼できる友人を作ることに依って、有形無形のソーシャルサポート(社会的な援助や支援)を受ける事が出来ます。


家族や仲間とのコミュニケーション(互酬性)
助けられる事も健康にとって大切であるが、人を助ける事も実は健康にはとても大切な事なのです。
こうした、お互いに助け、助けられる、助け合いの関係にあることを「互酬性(ごしゅうせい)」がある関係と言います。
互酬性は、人々の信頼関係の依って成り立ちます。


メディアの利用
インターネット上の保健医療情報の見方、5つのポイント
:書いた人は誰かー所属が怪しいかも?
:違う情報と比べたかー他の多くの情報と全く違うかも
:元ネタ(根拠)は何かー引用文献が無ければ勝手に言ってるだけかも
:何のために書かれたかー商業目的でしか無いかも
:いつの情報かー古い情報で現在は違うかも
つまり「価値もない」情報には注意して下さい


セブ・すみれ会では毎月第一日曜日午後1時より定例会を開催し会員相互の生活情報交換会を行っております、その中では緊急対応マニュアルの配布、生前準備のサポート等幅広りサポート活動を行っており、更には毎週水曜日午後1時よりマンダウエ市Jセンターモール2Fテラスにて「よろず相談」を受け付けてけております(当然無料)、会員以外の方でもお気軽にお越しください。


お問い合わせは下記まで

【葬儀】最後のお別れ

10月7日3時20分より、しめやかに葬儀が執り行われました。


木曜会を代表してK会長も出席されました。


親族も出席され、フィリピン人も滞りなく仏式作法で行われました。


いよいよ出棺の準備


お別れを待つ皆様


最後のお別れに、お花を一輪ずつ、Kさんに添えました。

葬儀はしなくてもいいと言っていたKさんでしたが、多くの人に見送られました。
午後8時過ぎに親族と遺灰を持ち帰りました。


翌日は、生前より、Kさんの希望でした海洋葬を行いました。


そして、14日の日曜日午前10時より、リロアンの日本人墓地に納骨します。・・・つづく

Kさんとお別れ

Kさんの葬儀日が決まりました。
親族の方が来られる日に合わせて、7日、日曜日の午後3時30分から

ローリングヒルズで行われます。
その日は、すみれ会の定例会の日でもありますので、都合のつく方は

定例会終了後、ご出席頂ければ幸いです。
その後、4時からは火葬の予定です。


葬儀場の手配などの一切を介護士A嬢と妻が段取りしていましたが、
親族からの返信メールが無く、A嬢も不安を隠せなくなっていました。
その矢先に疎遠にしていた親族から電話があり、A嬢の英語が

理解出来ないとのことでした。


A嬢と妻から、葬儀の段取りなどを確認すると、万一、台風の影響などで
親族が来られなくなった場合、葬儀場で火葬が出来るのかを確認すると、
案の定、確認していませんでした。


火葬するには親族の署名が必要なため、来られるという前提でしか
考えていなかったのです。
親族が来られなかったら、火葬が延期になり、チャペルの使用料が

1日1万ペソも追加されていくことなど、フィリピン人には、想定される
リスクなど考えていないのです。


2人に任せておくことはできないので、来られない場合を想定し、
署名する書類を親族へメールしました。
また、火葬の前に葬儀費用を支払うことが絶対条件なので、

日本から葬儀費用の振込みと同時に現金でも持参するという、
両構えで、準備を始めました。
これで、万一、親族が来られなくても葬儀と火葬が行えるようになりました。


写真の祭壇は、韓国様式らしく、すみれ会のISD顧問に日本様式の祭壇に
していただく様、お願いしました。

Kさんが生前より希望していた、遺灰は海に散骨することは法律で禁止

されていますので、親族と相談して、遺灰はリロアンの日本人墓地に
埋葬することにします。
毎年、お彼岸の日に墓参することが出来ますので、Kさんも寂しくなく、
納得してくれることでしょう。・・・・つづく